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研 究 業 績オープン・ イノベーション研究自工程完結研究 (JKK)サプライヤー・ システム研究リ ン ク

自工程完結(JKK)研究

研究の背景

 トヨタ生産方式(Toyota Production System: TPS)は世界中で研究されていて、TPSのエッセンスは、リーン生産として海外にも普及しつつあります。TPSは、ジャスト・イン・タイムと自働化の2つの考え方を基本とします。このうち、自働化は、検査に頼らない品質保証を意味し、「品質は工程で造り込む」と表現されています。トヨタ自動車では、2007年から自働化の実践を社内全ての部門に展開しています。ただし、製造現場における自働化の実践方法をスタッフ部門にそのまま適用することはできません。トヨタでは、スタッフ部門における自働化の実践を「自工程完結」(Ji-Koutei-Kanketsu: JKK)と名付けています。自工程完結とは、従業員一人一人が、後工程(カスタマー)のことを何よりも先に考えて、決して悪いものは造らず、仮に造ってしまっても後工程には流さないということを意味します。
 自工程完結の取り組みは、まだ10年経っていません。したがって、自工程完結そのものの取り組みについて詳細な実態調査を行うとともに、自工程完結の発展やトヨタ内外への普及プロセスについて学術的に検討する意義があると私は考えています。

自工程完結の学習と普及

 トヨタ内部ではもちろん、トヨタのサプライヤーの間でも自工程完結が普及し始めています。普及するキーとなる要因に、トヨタとサプライヤー間の自工程完結の学習(研究)があると思われます。特に、トヨタとそのサプライヤーの協力会組織(協豊会)において、自工程完結はテーマとして取り上げられていました。協豊会では、サプライヤーがチームを作って独自に自工程完結を研究し、トヨタを含む協豊会メンバーにフィードバックを行いました。この協豊会の学習プロセスと自工程完結普及の関係について分析しています。また、海外における自工程完結の普及戦略についても、調査研究を行います。

これまでの研究過程と成果

 2011年11月より、トヨタ自動車のTQM推進部/自工程完結推進室のご協力のもと、各部門や佐々木副社長(2012年当時)、トヨタの取引先サプライヤー数社にインタビューを行いました。その成果の一部は、自動車産業研究者や欧州部品メーカーの参加した、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)主催の研究会(LEAP Meeting)で報告しました(2012年9月 "The JKK Theory in Practice")。また、2014年6月には、京都大学で行われた国際会議Gerpisaにおいて、自工程完結の効果について報告("Applying the Autonomation Concept to White-Collar Departments at Toyota Motors: The Basics of JKK(Ji Koutei Kanketsu)")しました。2015年からは、統合生産方式研究所・生形厚志氏のご協力により、中小企業における自工程完結の導入事例研究を開始します。

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